※DIVIというテーマを使っている前提の記事になります。
Webサイト制作をしていると、意外と時間がかかるのが「メニュー登録」です。
特に飲食店サイトでは、フードメニュー、ドリンクメニュー、ランチメニュー、コースメニューなど、数十件から多い場合は100件以上の情報を入力することがあります。
1件ずつWordPressへ登録していると、数時間かかることも珍しくありません。
最近はこの作業をAIに手伝ってもらうことで、大幅に時間短縮できるようになりました。
今回は、実際に私がWordPressサイト制作で行っている「AIを使ったメニュー一括登録」の流れをご紹介します。
これまでのメニュー登録作業
以前は、お客様からいただいたメニュー表を見ながら、1つずつ手作業で入力していました。
- 商品名を入力する
- 価格を入力する
- カテゴリーごとに整理する
- レイアウトを調整する
- 入力ミスがないか確認する
例えば100件のメニューがあれば、100回近く同じような作業を繰り返すことになります。
単純作業ではありますが、価格や商品名を間違えられないため、かなり神経を使う工程です。
AIを使った現在の流れ
現在は、メニュー登録の一部をAIに手伝ってもらっています。
大まかな流れは以下の通りです。
- メニュー表の画像やPDFをAIに読み込ませる
- AIで文字起こしする
- 商品名・価格・カテゴリーごとに整理する
- WordPressやDiviで使える形に変換する
- インポートして一括登録する
1. メニュー表をAIに読み込ませる
まず、お客様からいただいたメニュー表をAIに読み込ませます。
メニュー表は、PDFの場合もあれば、スマートフォンで撮影した写真の場合もあります。
AIに画像を読み込ませると、OCRという文字認識によって、画像内の文字をテキスト化できます。
例えば、紙のメニューに書かれている料理名や価格を、手入力せずにテキストとして取り出せます。
2. AIにメニュー内容を整理してもらう
画像から読み取ったテキストは、そのままだと少し崩れていることがあります。
例えば、以下のような状態です。
生ビール650円
ハイボール550円
レモンサワー500円
このままだとWebサイトに登録しづらいため、AIに整理してもらいます。
[
{
"name": "生ビール",
"price": "650"
},
{
"name": "ハイボール",
"price": "550"
},
{
"name": "レモンサワー",
"price": "500"
}
]
このように、商品名と価格を分けて整理できます。
さらに、ビール、サワー、フード、デザートなど、カテゴリーごとに分けることもできます。
3. Diviで使える形に変換する
私が制作で使うことの多いWordPressテーマ「Divi」では、ページデータをJSON形式でエクスポートできます。
既存のページデータをもとに、AIへ「この形式に合わせてメニューを追加して」と指示すると、Diviで読み込める形に整えてくれます。
つまり、AIには単に文章を書いてもらうだけではなく、Webサイトにそのまま使えるデータへ変換する作業もお願いできます。
4. WordPressへインポートする
AIで整えたデータを確認したら、WordPressのDiviへインポートします。
すると、手作業で1件ずつ入力しなくても、大量のメニューを一気に登録できます。
もちろん、最終的な確認は人間が行います。
AIの読み取りミスや、価格の間違いがないかは必ずチェックします。
どれくらい効率化できるのか
案件の内容にもよりますが、体感としてはかなりの時間短縮になります。
| 作業内容 | 手作業の場合 | AI活用後 |
|---|---|---|
| 50品程度のメニュー登録 | 1〜2時間 | 15〜30分程度 |
| 100品程度のメニュー登録 | 半日近く | 30分〜1時間程度 |
| 表記ルールの統一 | 手作業で修正 | AIで一括整理 |
特に便利なのは、表記ルールの統一です。
例えば、「税込価格をカッコ付きで表示する」「円マークを使わない」「価格にカンマを付ける」といったルールも、AIに指示してまとめて修正できます。
AIを使っても最後の確認は人間が必要
AIはとても便利ですが、すべてを任せきりにするわけではありません。
特に飲食店のメニューでは、価格や商品名の間違いは大きな問題になります。
そのため、AIで作成したデータは必ず人間が確認します。
- 商品名に誤字がないか
- 価格が合っているか
- カテゴリー分けが正しいか
- Webサイト上で表示崩れがないか
AIはあくまで作業を助けてくれる存在です。
最終的な品質管理は、これまで通り制作者が行います。
AIは仕事を奪うものではなく、面倒な作業を減らしてくれるもの
AIというと「仕事がなくなるのでは」と言われることもあります。
ただ、実際にWeb制作の現場で使ってみると、AIは仕事を奪うというより、面倒な作業を減らしてくれる道具だと感じます。
デザインを考えること、サイト全体の構成を考えること、お客様の要望を整理することは、今でも人間が行う重要な仕事です。
一方で、データ入力、文字起こし、表記の統一、フォーマット変換のような作業は、AIが得意な分野です。
AIをうまく使うことで、単純作業に使っていた時間を、より大事な部分に使えるようになります。
まとめ
WordPressやDiviを使ったWebサイト制作では、AIを活用することで作業効率を大きく改善できます。
特に飲食店サイトのように、大量のメニュー登録が必要な案件では、AIとの相性がとても良いです。
- メニュー表の文字起こし
- 商品名や価格の整理
- カテゴリー分け
- Divi用データへの変換
- WordPressへの一括登録
こうした作業をAIに手伝ってもらうことで、制作時間を短縮しながら、ミスの少ないサイト制作を目指せます。
AIは特別なものではなく、日々の作業を少し楽にしてくれる実用的なツールです。
Web制作でも、うまく活用していきたいですね。


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